「懲役15年に処する」。秋葉康弘裁判長が主文を宣告した瞬間、向かって左端の席に座る女性会社員(50)と、右から2番目の女性契約社員(38)は、じっと藤井被告を見つめた。左から2番目の女性ピアノ教師(51)は、速報のために飛び出した報道陣に目をやった。
初の裁判員裁判が終わりました。
単に、こうやって外から見ていれば、淡々と進んでいった様子。
私としては、「全員が」記者会見に臨んだというのが、ちょっと驚き。
それだけ各人が、「後悔はなかった」というか、
すくなくとも、「これに関わりたくなかった」とは思わなかったということでしょうか。
私は、司法に国民が参加するという視点では、裁判員制度に賛成なのですが、
制度そのもののあり方、システムかな、いろいろ、ディテールではモノ申したいところが多々あります。
3年後に見直しが予定されているとはいえ、まあ、そのとき、どのような意見が取り入れられて、どの程度改善されるのか、たかだか3年には期待していなかったのですが(新しいことを始めたら10年くらいはいろいろしょうがないというところもあるかなと思ってました)、
これはとりあえず、上々の滑り出しですかね。
事件の詳細、判決の詳細についてはわかりませんけど。
とりあえず、裁判員に選ばれた皆さんには「お疲れ様でした」と言いたいです。
そして、今後も、見守ろうと思います。