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ケヤキの梢を見上げながら

ロナウドの手術が成功

もうすでに、そこらじゅうのニュースに上がっているので(exciteのニュースではまったくふれてくれないけれど)、最初に見たGoal.comのニュースにリンクさせますが、

昨日、リヴォルノ戦で、膝蓋腱(しつがいけん)の完全断裂という重傷を負ったミランのロナウドの手術が、無事、成功したようです。

医師たちは、「今後はロナウドの気力次第」とコメントしてますが、
…、とにかく、まだ若い、まだやれる!と、復帰する気になってくれることを願います。

大変なリハビリなんだろうし、
レベルは違いますが、父のことを思いました。

父は多発性骨髄腫で下半身麻痺になったのち、必死でリハビリして、とにかく、旅行にいけるまで回復したんですが、そのときのことを思い出してしまいました。

完全に麻痺して歩けなくなって、その後、リハビリの時間が設けられて、車椅子でリハビリ室に行って、マッサージをしたり、拘縮している関節を動かしたりしているときは、「いやだいやだ」と「もうこのままでいい」と、「どんなに痛いかあんたにはわからないんだ」と、母に当たったこともあったみたいですが、

少し、よちよち歩けるようになって、でもまだ、病室から出て歩くのには“見守り”(看護婦さんや家族の誰かなどが、見ていること)が必要とされていたときから、いつのまにか病室を抜け出して、父が向かっていた先は、病院の階段でした。

たいていの人は、みんなエレベーターで行き来しているので、階段はいつもほぼ無人で、
「だれにも見られないで、てすりにぶらさがって、歩く練習ができるところ」
として、父が選んだ場所なのです。

「踏み外しでもしたら大変!」と、看護婦さんやお医者さんには、「やめてください」と何度も言われていました。

でも、父は、いつもこっそり、階段に向かっていました。
わたしは、「もしかしたらパパがいるかも」と、わざと階段で上がって、
うまいこと(父にとっては運悪く)なんどか遭遇して、父は思いきり気まずそうに、
でも「ここがいいんだよ、自分勝手にできるからな」とか言ってました。

ロナウドと重ねて考えるのもなんだけど、
「復帰を期待してる」とか「大丈夫だよがんばって」とか言われてリハビリするのは、
父にはすごく“重かった”みたい。

あの頃の私は、どうしていいかわからず、「みつかったらまた怒られるよ」とか言いながら、ただ、なにもせず、一緒に階段にいたりしたんですけど、きっと、あのときの父の、「歩けない」という絶望感は、相当なものだったんだろうなと、年を経て痛感しています。

きっといま、ロナウドは、ものすごく辛いでしょうね。
クリスチャンが言う言葉みたいで、ちょっと抵抗がありますが、
とにかく、まず心の平穏が、ロナウドに訪れますようにと、祈るばかりです。
by ririe_ex | 2008-02-16 03:47 | スポーツ観戦系
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すぐ忘れちゃうから、忘れたくないことを、書きとめておこうかと思って… (^^ゞ

by ririe
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