「仲間が友達である必要はない」byヴェンゲル監督
アーセナルのヴェンゲル監督が、「仲間が友達である必要はない」と言ったという記事に、ひっかっかって、ここ数日、悶々と、ちょっといろいろ考えたんだけど、やっぱり、書きとめておこうと思った。
記事では、ヴェンゲル監督が、アデバヨールとベントナーが、ある揉め事から「2人の仲が悪いのではないか」と伝えられるようになったことに対して、 「個人的な感情は偉大な選手にとって重要なものではない」 「サッカーをする上で最も重要なことは、試合を尊重することだ」 「彼らは偉大な選手だから試合を尊重する」 と言っているという記事があって、しみじみ、最近の自分のまわりのことに置き換えて、納得しちゃった。 バレエの舞台、発表会でも公演でも、一つの舞台を「いいモノにしよう」という同じ目標に向かって進むことができるなら、それは「仲間」なんだよね。そのなかに、そりが合わない人がいようと、自分の足を引っ張りそうな人がいようと、一緒に同じ目標に向かうことが決まった以上、「仲間」なんだよ。 もちろん、いい舞台にするためには、個人の技術の向上が前提にあるけど、個人個人が自分のことだけに向かってしまったら、自分さえちゃんと踊れればいいということが「前提」になってしまったら、やはりいい作品はできない。…と思う。 同じ目標を持つ、同じ作品、ひいては同じ舞台をよりよいモノにしようという“仲間”意識は、やっぱり、必要だと思う。 その昔のうちのスタジオは、技術的にはさほどではなくても、観に来てくれた人たちを、その「勢い」で感動させることができた。そういう評価をいただいた。 時を経て、いま、個人的に踊れる人たちが増えてきたけれど、この、一体感、同じ目標に向かって進むという一体感が薄れてきているんだよね。 そうなると、“よほどのモノ”ではないんだから、舞台はどんどんつまらなくなってしまう。そこのところを、いま、あらためて、考え直さなくちゃいけない。 自分が踊ることだけでいいんなら、お金を払えば踊らせてくれるところがほかにいっぱいあるんだから、そういう人にはそっちに行ってもらう、踊れるというだけで、引き留めはしないと、「うちにいなくてもいいですよ」っていうだけの、うちのスタジオのカラーを守る気にならないと、将来はないよ。 「なかよし集団」である必要はない。 でも、ただ、いい舞台を作ろうという、同じ目標を共有、尊重できない人は、排除していくくらいの強さを持たなくちゃいけないと、あらためて思った。私が、じゃなくて、主宰する先生が、そういう強さを見せていかないと。そこをはっきり、見極めなくちゃだめだよね。 ふむ。 いい言葉だ! 忘れないようにしよ!
by ririe_ex
| 2008-03-08 02:35
| 踊り関連
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