ケヤキの梢を見上げながら

けやきの梢を見上げるワケ

イキナリしんみり話で、なんか、なんかですが、でもちょっと書いておきたかったので、
ここから始めます。

父は、多発性骨髄腫という大病を抱えながら、最期まで自宅で過ごしました。
母は敬虔なクリスチャンでしたが、父は「自分は無宗教徒だ」とずっと言ってきた人で、
それでも最期には、病の床で、母の愛に支えられて、「なんとなくクリスチャン」になりました。

最末期、父は、ベッドから見える庭のケヤキの大木を見上げて、
「(自分は信仰が浅くて天国に行きそこねて)きっとあそこに引っかかってるから、
あなたが逝くときは忘れずに連れて行ってくださいよ」と母に言ったそうで、
父の死後、母と一緒にケヤキの木を見上げて、
「まだいるかなあ」なんて笑ったことがありました。

その母も、今年、永眠しました。

母は、80歳を過ぎてから、胸部大動脈瘤の大手術を受けて、
動脈瘤の手術は成功でしたが、そのときに片側の声帯が麻痺して、
飲む込むのが大変で、食べることには不自由しました。

でもそれから5年、低空飛行ながら、それなりに元気に、
「このぶんだとあと10年くらいは生きるんじゃない」などと思っていたところに
膵臓癌がみつかって、余命を宣告されてから約5か月、あっというまでした。

亡くなってから、あのときああしてあげればよかった、ああしなければよかったと、
ほんとに小さい、くだらない後悔が次から次へと出てきて、ヤんなっちゃいますが、
でも、とにかく、ひどい疼痛などに苦しむ前に、あっという間に逝けてよかったのだと、
思ってはいます。

母は、明るくて社交的で面倒見がよくて多くの人から好かれましたが、
大事なことをぽろっと忘れちゃうような、ちょっとおっちょこちょいなところもありました。

「ママぁ、忘れずにパパを連れていったぁ」
いま、ケヤキを見上げながら、そんなことを“ひとりごちたり”してるワケです。
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# by ririe_ex | 2007-11-11 02:22 | はじめに! | Comments(4)



すぐ忘れちゃうから、忘れたくないことを、書きとめておこうかと思って… (^^ゞ
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