ケヤキの梢を見上げながら

タグ:読んだ本 ( 14 ) タグの人気記事

泣いた~!『旅猫リポート』

佐藤さとるさんからその後を任された有村浩さんの本、
旅猫リポート (講談社青い鳥文庫)

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泣いた~!!!


最初はね、超笑ったの。


ノラネコの、のちに「ナナ」と名付けられるノラネコちゃんが
主人公・さとるくんにカツサンドのカツをもらうシーン、

さとるは、「身体に悪いだろ」などとカツのまわりをはずしてお肉だけをあげるんだけど、

ノラとしては、「そのまわりもお腹にたまるから、別にそのままでいいんだけどな」なんて思ったり、


たいていの人間は、気まぐれで食べ物をくれるけど、
ここのヤツ=さとるくんは、毎日、とりあえず、生きていくのに必要な量を置いておいてくれるとかね、

好き勝手に名前をつけやがって

とかね、


ふふふ、庭にやってくるにゃんたちが、みんな、ウチに対して言ってそうなことを語るので、笑っちゃう。



でも、
あああ、そういうことだったのかあ・・・って、

119ページ以降は、電車読み、要注意!


涙が盛り上がってきて、とてもとても、電車では読めません。


いいお話でした。
またきっと読み返すだろう1冊が、また、できました。
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by ririe_EX | 2016-06-05 23:24 | Books | Comments(0)

本屋大賞 はずさないなあ 『羊と鋼の守』

入院しているときに、テレビで本屋大賞受賞作決定!のニュースを見て、
すぐ、ベッドの上でamazonに注文を入れちゃいました。


『羊と鋼の森』 宮下奈都著 2015/9/11 文藝春秋
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ピアノの調律に魅せられた田舎育ちの男の子が、
調律師としても人としても、成長していく日々を描いている小説なんだけど、

「羊」は、ピアノの弦をたたく羊毛で作られたハンマー、
「鋼」は、その弦。

その音が、森の風景を呼び起こしていくっていうタイトル。


よかったわあ。
本屋大賞、やっぱ、はずさないなあ。
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by ririe_EX | 2016-04-21 23:34 | Books | Comments(0)

『約束の海』 第三部が読みたいねえ

一昨日、書こうと思いながら寝てしまったんだけど、
ちょうど、さっき(昨日)、TBSの「戦後70年番組」を見たので、
このことも、やっぱ、書いておこうと思った。


山崎豊子さんの遺作『約束の海』を読んだという記録。

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昭和16年の真珠湾攻撃の際に捕虜となり戦後波乱の人生を歩んだ人物を通して、「戦争という悲劇を二度と起こしてはいけないという気持ちのもと(あとがきより)」書かれたこの小説、


完成した「第一部」を読み終えて、この続きが読めないって
なんて残念なことだろうと思ったら、

巻末に、「続き」が載っていて感動した。


山崎豊子さんは、執筆前に大まかな構想を完成させ、修正しながら書き進めるのが常だったそうで、今回も結末までを構想したあらすじが残されていて、それを秘書の方が清書したメモをもとに編集部で注釈を挿入しながらまとめたあらすじが、21ページにわたって掲載されていたのです。


あらすじだけでも、この物語の壮大さがわかって、感動したけど、
山崎さんのほんとうに書きたかったことは、第二部・第三部にあったのかなあって、
ああ、やっぱり、完成形を読みたかったな。残念。


とくに、
「東シナ海における戦争の火種となりかねない事態を想定し、武力ではなく、先の戦争の犠牲者が今も眠っている海を鎮魂の海として静かに守ることが出来るかを、作者は模索していたが、その答えは未だ見つかっていなかった。当時の防衛庁、海自関係者、現地漁業関係者など多数の方に面談したが、小説として構成するには、かなりの困難がありそうに思え、今後も鋭意、取材を重ねるつもりでいた」
という第三部は、
私が読みたかっただけではなく、
いまのこの世に、著していただきたかったですねえ。


ともあれ、
やっぱ、戦争をする国にはなっちゃいけないよ、日本は!
武器の輸出も、しちゃいけないよ、日本は!
山崎豊子さん、生き返ってきて!!!(苦笑)
Rest in peace・・・
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by ririe_EX | 2015-03-10 00:51 | Books | Comments(0)

「柘榴坂」に続き、「蜩」も映画になるんだ・・・

少し前に読んだ、浅田次郎さんの短編集「五郎治殿御始末」 (新潮文庫)
に入っていた「柘榴坂の仇討」が映画になったということで、見たいなと思っていたら、

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これまた、少し前に読んだ「蜩ノ記」も、
映画になるのね。

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どちらも、「すごく衝撃を受けた」という作品ではなかったけど、
かたや中井貴一くん、かたや岡田准一くんが演じると思うと、観てみたい。


覚え書き!
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by ririe_EX | 2014-09-29 01:28 | Books | Comments(0)

日本海軍の礎を築いた男、矢田堀鴻 『群青』

『群青―日本海軍の礎を築いた男』 (文藝春秋 <2008/05> 植松三十里著)を読みました。


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帯には「勝海舟のライバルだった男」とのキャッチ。
幕末から明治の初め、日本の開国、明治維新の頃、
オランダから蒸気船を買って、操船や算術を学んで、
諸外国から「日本を守るため」に、幕府の海軍を作った人なのだそうだ。


主人公=日本の海軍の礎を築いた 矢田堀鴻・・・


私は、まったく知りませんでした。


まあ、勝海舟さえ、
もちろん名前は知っているけど、
このあたりの日本史って、小・中・高校を通して、さらっっ!としか習わなかった。
歴史のお勉強は縄文時代から始めないで、
近年のことから勉強して、遡ったほうがいいんじゃないかしらね。


この時代のいろいろなお話、
『壬生義子伝』に始まって、ここ数年、少しずつ、知ってきたけど、
半世紀生きてようやく知ることがたくさんあって、なんともお恥ずかしい。
これからの日本に生きる若い人たちには、近年~現代の歴史を、
知ったうえで歳を重ねて欲しいわ。


こういう本を、若い頃にたくさん読んで、読書感想文でも、書いたらいいわ。


いやあ、ほんと、こういう本を書く方々は、ほんと、すごいな。
心に残る言葉がたくさんありました。





主人公・矢田堀鴻(子どもの頃の名前は荒井敏)は、昌平黌の最初の講義で、
「青は藍より出でて藍より青し」(=「出藍の誉れ」)について、

多くの生徒が、
「師を越えるほど弟子が優秀であること」
という解釈をするなか、

「自分を越える弟子を育てた師こそ誉れなのではないか」
と、
まわりとは違う解釈をするのです。


そして、講師であった岩瀬先生は、
「確かに師の役目は、優秀な弟子を育てることだ。自分を越えられる人物を育ててこそ、師の面目躍如ということだろう」
と、矢田堀の解釈を認める。


このときの話から、「群青」という、この本のタイトルが生まれるのです。
これまたすばらしいんだけど、あとで書く!



ちなみに、この岩瀬先生は、岩瀬忠震(ただなり)。

「黒船」のアメリカ公使=タウンゼント・ハリスとの「日米通商条約締結」という大役を果たしながら、「安政の大獄」によって永蟄居に処され、蟄居中に、「ねずみに噛まれたところが化膿して死んでしまう」という不遇の死を遂げるんだけど、
その遺言が、また、すばらしいんだ。


ねずみに噛まれて死んだなどという、武士としては情けない死に様を、家族は隠しておきたかったけれど、
「どうせ死ぬのなら、御公儀に対する批判を一身に背負ってあの世に行きたい」
「自分が嘲笑されて、それでこの国の泰平が続くならかまわぬ」
と、
それが、岩瀬先生の遺言だったんだそうだ。


「たとえ人と違っていても、かまわない」
「(自分で考えて)武士らしい生き方だと確信を持てるならそれでよい」
と。

自分の名誉より、日本の泰平を願うことこそが、「武士らしい生き方」だと、
岩瀬先生が、確信を持っていたということなのですね。


岩瀬忠震・・・
このお名前も、知りませんでした。
すばらしい「先生」だ。




「出藍の誉れ」は、
「青は藍より出でて藍より青し」のあとに、
「氷は水これを成して、しかも水より寒し」と続くのだそうで、

ほんとうの解釈は、
「人は努力しだいで、持って生まれた資質よりも、優れたものに変わりうるというたとえだ」
と、これも岩瀬先生の言葉。

知らなかった。

っていうより、「出藍の誉れ」の解釈についてなんて、深く考えたこと、なかったな。
言葉って、深い!



さて、
主人公・矢田堀鴻も、

鎖国からの開国にあたって、

日本は内戦をしている場合ではないと、

「徳川の海軍」を興しながらも、、
「日本」という国が、諸藩がひとつになって国力を上げていくべきなのだと、
大きな志を持っていた人だったんだけど、

最後の将軍、慶喜に翻弄されて、
戦いを避けたがために、「逃げた海軍総裁」という汚名を着せられて後半生を生きることになります。


その、生涯を閉じる数日前に、甥の郁之助が訪ねてきて、杯を重ねるのね。
そのときの会話。


郁之助
「日本の海軍をおこし、海事総裁までつとめた叔父上の名が、このまま歴史に残らないではありませんか、私にはそれが残念で」

矢田堀
「歴史に名を残すのは、戦争をした者ばかりだ。信長公しかり、家康公しかり。戦争に反対した者は、反対しながらも戦争を止められなかったのだから、評価はされない。戦争に反対した者は、歴史に名を刻むことはないのだ。私は歴史に名を残さないことを、むしろ誇りに思う」


う~!!!
かっこいい!!!
なるほど、ほんとに、誇りに思っていただいて、いいよね。



作者の植松三十里さんは、
「戦いを止めようとした人、悪役にされた人、評価の低い人」に視線を向けたいのだと言う。



おもしろいな。
この方の書いたもの、もっと読んでみようっと!




で、さっきの続き。
郁之助との会話。


矢田堀
「自分が藍だということも、誇りに思っている。俺が育てて世に送り出した青は大勢いる」


矢田堀鴻は、昌平黌、甲府徽典館(キテンカン:甲府勤番士の子弟のための昌平黌の分校だそうだ)、長崎海軍伝習所、軍艦操練所、沼津兵学校、静岡学問所と、多くの場所で多くの若者を育ててきたわけで、大勢の「青」がいるわけだ。


そして
郁之助
「叔父上が育てた者たちは、いわば群青ですね」



う~ん。
群青かあ。


こどもの頃、色鉛筆の「ぐんじょういろ」、濃紺ぐらいのイメージしかなかったけど、
いま、はっきり、「ぐんじょういろ」が見えてきた気がする。


こういう「歴史時代小説」っていうもの、
史実に則っている部分と、作者が作った部分と、
とくにセリフには、いろいろ、入り交じっているんだろうけれど、
素晴らしいタイトルメイクだね、「群青」。
感動しました!




あ、
帯裏の言葉にも、クローズアップしておきます。


<俺たちは日本を守るために海軍をおこしたんだ>

<戦争をしかけるための道具じゃないんだ>




いま一度、噛みしめたいですね。


素晴らしい1冊でした!
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by ririe_EX | 2014-08-21 02:50 | Books | Comments(0)

歴史に学んだ戦争放棄を、放棄しないでほしい

今日、
自民党と公明党が勝手に、集団的自衛権行使の閣議決定をしたんだそうだ。
公明党が、反対を表明したのが5月半ば、
あのときは「公明党えらい!」って思ったけど、
あはは、笑っちゃうね。
なんなんだろ。まったく信頼できない人たちだね。


・・・と、できるだけ、ひとごとのように語ってみた。


なんかさ、
ニュースとかを見ていて、「賛成だ」という人が「いる」という事実を、
私の中では、いま、うまく受け止められない。


結構、若い人がさ、
「だって日本はアメリカに助けてもらってるんだから」
とか言う。


どうやって育ってくると、そういう人になるんだろうね。


安倍さんを支持する人は、戦争があることで儲かる人たちだという人もいて、
それもあるとは思うけど、


ああいう若者が、賛意を表することは、そういう理屈じゃないよね。
なんかもう、絶望的な未来を感じてしまった。


私は、どうせ、長生きしたって、あと三十年くらいの命だから、そのあとどうなろうと知ったこっちゃない!って、開き直って、ひとごと!として知らん顔をすることも、一つのテだろうとは思うんだけどさ、
子どもを持つ人は、その子どもたちが、人を殺したり殺されたりする、戦争っていうものに巻き込まれるっていうことを覚悟しているのかな・・・。
あの賛成する若者は、その覚悟をもって言ってるのかな?


そんなことにはならない!とか、
アベさんの言うことを、本気で、真に受けてるのかな。
その頃には安倍さんだって生きてないんだよ。
誰が責任を取るのさ。
想像力が、足りなすぎないかい?



今、帚木蓬生氏の蠅の帝国っていう本を読んでいるんですけどね、
これは戦争中の、軍医たちの「黙示録」、
すごい世界だよ。


恐ろしいそういう時代があって、日本はその歴史に学んで、戦争を放棄した。
その歴史のうえに今の平和があって、
その平和憲法を盾に、これまで数々の、戦争をする国からの様々な要請に、
「憲法で禁じられているから!」と、戦うことを辞退してきたのに、

こんなふうに「解釈」で、戦うことを認めちゃったら、

これからは、
「だって、御国のその憲法って、解釈次第でどうにでもなるんでしょ!」
「ちょっと解釈を変えて、お宅の軍隊を派遣してよ!」
って言われちゃって、もうなにも辞退できなくなっちゃうよ!

っていうような恐ろしさを、ほんとうに、想像したうえで、支持しているのかな。


どうしたらこの暴挙を止められるんでしょうね。
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by ririe_EX | 2014-07-01 23:27 | 時事ネタ系 | Comments(0)

今日、三鷹や調布で雹が積もったんだって! ひょ~!!!

今日は、昼間、池袋でも急な雷雨があって、
ちょうど遅いお昼にでていた私は、ぴかっと光ったすぐあとの
グワシャグワシャバリバリドーン
っていうすっごい雷に、思わず、数センチ、たぶん身体が跳ねちゃったくらいびっくりしたんだけど、


その頃、三鷹や調布では大量の雹が降ったそうで、
大雨と相まってすごいことになっている。


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ツイッターにはこんな画像も!

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まるで流氷!(流雹?)


つい最近、東野圭吾さんのパラドックス13 (講談社文庫)を読んだんだけど、
まるであんな感じに、世界が壊れていくようで、こわいわ。


異常気象にもほどがある!


これから、どうなっちゃうんだろ・・・
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by ririe_EX | 2014-06-24 22:40 | 身の回りの出来事 | Comments(1)

『路(ルウ)』 吉田修一 台湾の物語

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          『路(ルウ)』 吉田修一 文藝春秋 (2012/11/21)


会社の読書仲間から回ってきた本、
吉田修一さんという人の本は、たぶん、初めて読んだ。


台湾に初めて走る新幹線の建設を軸に、
その事業部に所属して、台湾に住むことになった若い女性・多田春香、
春香が学生時代に台湾で出会った若い男性・劉人豪、
台湾生まれで戦争が終わって日本に引き揚げた老人・葉山勝一郎、
台湾の若者・陳威志、
それぞれに関わる日本と台湾の多くの人々、
物語の初めにはばらばらだったそれぞれの人生が絡み合って、淡々と、描かれていく。
だんだんと登場人物一人ひとりの生活が気になるようになって、気づいたら読み終わっちゃった。
続きが読みたくなった。


台湾のことって、なにも知らなかったな~。
またこれを機会に、台湾関連の本も読んでみます。


いろいろな知らない本を読めて、「回し読み」に大感謝。
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by ririe_EX | 2014-05-18 10:53 | Books | Comments(0)

あれやこれやで 『想像ラジオ』 がわかってきた

少し前に、『想像ラジオ』を読んだ。

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いとうせいこうさん、好きだし、
その16年ぶりの小説だと言うし、
芥川賞候補作だったと言うし、
あの大震災の津波の話で、「誰かが書かなくちゃいけなかった」本だって言うし、


だから、
とにかに読みたいと思って、久しぶりにハードカバーの新品本を買ったのだ。


結果、
読後すぐの感想文としては、


・・・じつは、よくわからなかった。


あの津波で亡くなった人が「想像」DJとなって「想像」ラジオを流しているんだけど、
それを聞ける人は、すでに亡くなっている人か、
または、一部、生きている人にも聞けている人がいる・・・みたいな・・・

文中の描写には、そんなふうに、あの津波で亡くなった人たちがいるっていう
・・・なんとも、痛ましく、「哀悼の意を表す」とか「ご冥福をお祈りする」とか
結局、そんなことしか言えないよ・・・って思いながら、
読み終わって、わかったようなわからないような、もやもやとした気持ちだったんだ。



そんななか、中学高校時代の先生の告別式に参列した。


母校に隣接する教会で、
私もここで結婚式を挙げたので、いろいろ懐かしくもあったけど
先生の死に顔には、やっぱり泣けた。

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先生とは、一昨年の秋、何十年ぶりかに同窓会でお目にかかって、
あのときすでに闘病の話をしていらした。
亡くなる前日まで新しい治療に意欲を持っていらしたそうで、

中学高校時代、「現代国語」より「古典」のほうがおもしろく
先生の「現国」の授業にはあまり身が入らなかったけど(センセイ、ゴメンナサイ^^;)
最近読んだ本とか、先生ならどんな感想をお持ちなのか、
お話してみたかったな~なんて、今さらながらに思ったりした。


で、そのときの司祭のお話のなかに

先生は亡くなってしまってもうお目にかかれないけれど、
でも、だから、いま、
「誰もが、時間の制約なく、亡くなった先生に会えてお話ができる」
っていうような言葉があって、


「あ!」って、
『想像ラジオ』につながった。


本のなかに、

「死者の声を聞くって言うことは、死者は霊界にいて、そこにいる霊魂と話すっていうことなの?」っていうような問いがあって
その回答者は、「霊界の存在を否定するわけじゃないけど」と前置きしつつ
「僕の思う死者の世界」は、「生者がいなければ成立しない」と答える。

「生きている人類が全員いなくなれば、死者もいない」
「生き残った人の思い出もまた、死者がいなければ成立しない」
「つまり生者と死者は持ちつ持たれつ」
「生きている僕は亡くなった君のことをしじゅう思いながら人生を送っていくし」
「亡くなっている君は生きている僕からの呼びかけをもとに存在して、僕を通して考える」
「そして一緒に未来を作る」

っていうクダリがあった。
なるほど、哲学的だけど、でも、司祭の言葉とココがつながって
ちょっとわかってきたような気がした。



で、さらに、
NHKの大河ドラマ、「八重の桜」で


新島襄が八重を、八重の弟の三郎が亡くなった古戦場に連れて行って、
「向き合ったほうがいい、つらくても!」
と、語る。

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「あなたが亡くなった人たちに語りかければきっとなにか答えてくれると思うんです」
「その声に耳を傾けてみてください」
「亡くなった人たちはもうどこへも行きません」
「あなたのそばにいてあなたを助けてくれます」
「あなたが幸せであるように、強くなるように」


これって、想像ラジオだよね~。



・・・今、あらためて、母に語りかけてみる。
あんなこと、こんなこと・・・、
自分の気持ち、どうしようと悩むこと・・・


あはは、ダメだ!
母は、生きているときから、私が望まない答えばかり返す人だった。
だから、母にはなにも話したくないと思ったんだ。
悩んでいても、母にだけは知られたくないとさえ、思ったんだった。

・・・でも、それが母の声なんだね。
その、「私が望まない答え」を、聞くべきなのかも知れないね。
それを聞いて、自分でまた考え、反論して、なにかを決めるべきなのかもね。


想像ラジオをしながら、生きていく。
大切な人を亡くした人には、当たり前のことなのかも知れない。


あらためて、悲惨な震災を思い起こします。
Rest in peace・・・です・・・!
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by ririe_ex | 2013-09-12 02:28 | Books | Comments(2)

ああ、気持ち悪い小説! だけど泣いた・・・

沼田まほかるさんという作家の小説を、3冊、続けて読んだ。
会社で借りた本だから、あんまり悪く言うのもなんだと思うけど、


いや~!
絶対、もう、この人の本は読まないよ!
ムナクソが悪くなる。


1冊目は、九月が永遠に続けば (新潮文庫)

第5回ホラーサスペンス大賞の受賞作だそうで、
この沼田まほかるさんという人、
結婚・離婚・出家・会社設立・倒産 ⇒ 作家 という、
なんていうの、なかなか一般人では歩めない人生を歩んだ方だそうで
そういう人生が作品に出ているということなのかも知れないけど、


いや~、なんともどこがいいのかわからない本だった。


解説によれば、

「一見普通でありながらどこかネジがゆるんだ人間たち」
「何気ない日常の皮膜をほんの一枚めくったところに、その底知れぬ深い屈折」がある

っていうような、
なるほど、そう言われれば、そうなのかもしれないけど・・・



続いて、読んだのが、彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)

文庫の帯には、「それでも恋と呼びたかった」というフレーズがある。
いや~、そうだね、いろんな恋があるでしょう!
でも、こんな世界には自分を置きたくない。

いや、
そういうこともあるかもしれない。

いろいろな習癖が気に入らなくても、
離れられない男女関係ってのもあるかもしれない。
そういうのの究極の姿なのかもしれない。


でも、読んでいて、
ほんとに、気持ち悪いんだ!
ムナクソ悪い!
こんな男と一緒には、私はいられない!
だけど、そんな男が注ぐ愛情ってのも、あるんだね~って、
最後まで、「そんなこともあるかもね」って思おうとしたけど、
なんか、最後、終わり方まで、ぜんぶ、「納得はできない」「気持ち悪い」本だった。



でも、
3冊目を読んだ。


3度目の正直、「3冊も読もうと思う人がいるんだから読もう!」
っていうのと、
このタイトルと表紙に、「読もう」と思わされたんだね。

猫鳴り (双葉文庫)

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3部構成の本で、
1部は、やっぱ、気持ち悪くてサイテ~。
2部は、なんなんだろ!って感じ。
で、
3部で、泣いた!


「猫鳴り」っていうのは、猫の「ごろごろ」を、そう呼んでいるんだそうだけど、
読み始め、超気持ち悪かった環境から20年後、
その、九死に一生を得たにゃんこが死のときを迎えるんだけど、

いや~、
この3部には、泣いた・・・!


途中、
一人暮らしになった飼い主が数日家を空けることがあって、
帰ってきたときのにゃんこが、「奇妙な表情」を浮かべ、
この数日が、にゃんこの心に、どんなに深いキズを与えたかと、感じ、

そんなに大切と思ったにゃんこなのに、やはり面倒で、かまってやらないときがあったりしつつ、

最後、
にゃんこが「自然に」死んでゆく姿を見ながら、
自分の死を考える。


そのにゃんこが、ガーフィールドのようであり、
もう何年も前に亡くなったうちのポムのようであり、
そして、それを看取る飼い主が、自分のようであり・・・

今まで看取った大勢のわんにゃんの最期が思い出されて、
いやあ、ほんとに、よく泣いた。
涙が止まらなかった。


この第3部は、心に残りました。
気色の悪い本の最後の最後に、イイモノを、読ませていただいた。
読んでよかったと、思いました。


・・・でも、
もう、この人の本は読まないよ!(笑)
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by ririe_ex | 2013-09-10 01:17 | Books | Comments(0)



すぐ忘れちゃうから、忘れたくないことを、書きとめておこうかと思って… (^^ゞ
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