ケヤキの梢を見上げながら

パンデミック対策に、ワハハの思いつき

この間の水曜日、16日の夜、NHKスペシャルの再放送で、「シリーズ 最強ウイルス
第2夜 調査報告 新型インフルエンザの恐怖」というのを放送していて(番組ホームページはこちら)、一部、見たんですけど、しみじみ日本の対策は遅れてるなあと、これまた「甘い、甘い、甘~い!」と思いました。

パンデミック(pandemic)とは、ある感染症が世界的に流行することを言う医学用語で、近い将来、新型インフルエンザによるパンデミックが起こると言われ続けていて、世界保健機関が途上国を中心に対策を立てているそうです。

番組のなかで、その対策について、日本の医療機関では、
 「ほんとうにパンデミックが起きたら、人工呼吸器が足りないし、
  現在の医師不足を考えると人手も足りず、とても処理しきれない」
というようなことを話していて、
いや、もちろん、厚労省が、いろいろ対策をしてはいるんでしょうが、
昨日の「20回線」なんかを思うと、実に、頼りない気がしますね。

番組のなかで紹介していた「アメリカでの対策」で、すごく印象に残ったことが2つ

1つめは、日本でも足りないと言っている人工呼吸器と人手について。

人工呼吸器については、パンデミックに備えて、毎年、何百台だったか、備蓄しているそうです。その費用が、毎年、予算に組み込まれているわけです。

その上で、なお、足りなくなった場合には、人工呼吸器を使用する優先順位を決めているんだそうです。

心の痛む話ですが、「延命の見込み」を見極めて、より助かる可能性の高い患者さんに人工呼吸器をまわすため、助かる見込みの低い患者さんからは、家族や患者の同意がなくても、「医師の判断で人工呼吸器を外してよい」という権限が、医師に与えられているとか。

医師のひとりが、
 「パンデミックがおさまって、そのとき私が生きていたとしたら、
  助かるかもしれなかった患者さんから自分が人工呼吸器を外したということついて、
  一生、後悔を背負い込むことになるでしょうね」
というようなことを語っていましたが、
それでもなお、「それはその場においては必要なこと」と、承諾していました。

また、人手について、パンデミック!と決まったら、その日に予定されている緊急以外のすべての手術を中止するというのもありました。ほとんどの手術は「その日にしよう」と予定したものであって、一刻を争うものではなく、それによって、何割だったか忘れちゃったけど、かなりの人手が確保できると。

さらに、耳鼻科や眼科、歯科医師にも、治療に加わってもらう手順の話し合いをしていました。それぞれの診療科目の医師で可能な検査等は、すでに、だれがなにを担当するか、話し合い済みなワケです。

ほんとうにパンデミックが起こってからこれを決めていたら、きっと、間に合いませんものね。


2つめは、ワクチンについて。

アメリカでは、その新型インフルエンザに効くワクチンを、何ヶ月だったか以内に、全国民分用意できるように、製薬会社に補助金を出して、準備を進めているそうです。

そして、そうは言っても、全員分が、いっぺんに用意できるワケじゃないので、
誰からワクチンを打つか、その優先順が「ガイド」に決められていました。

最初に提示された「ガイド」では、まずは、そのワクチンを作っている人たちと、医療関係者、そして、その後に高齢者と続いて、年齢の幅は忘れちゃいましたが(3歳~60歳だったかな)、健康な若者の優先順が低かったのです。
しかし、「もう人生を堪能した高齢者より、まだこれからの世代の優先順位を上げるべきではないか」と、その優先順位に異議を唱える論文を発表した大学教授がいて、
そのことが一般にも議論になり、アンケートをとったところ、
多くの高齢者が、「自分より、自分のこどもや孫たちの世代の優先順を上げてほしい」と望んでいることがわかり、その「ガイド」は書き換えられたそうです。

「まだパンデミックではない今だからこそ、こうやってゆっくり話し合えるんだ」
という言葉が印象的でした。
そのときになったら、冷静な意見なんて語れませんもんね、きっと。

そして、いちばん印象的だったのが、このワクチンの接種方法です。

あれは大きいガレージだったのかなあ。
中に医療関係者がいて、ワクチンを打つ人はみんな車でやってきて、車に乗ったまま、ドライブスルー方式で、注射してもらうんです。

「もしかしたらもう感染しているかもしれない人たちと、狭い部屋で、注射を待つのは、ちょっと心配だし、これはいい案だと思うわ」とか、「病院のなかをあっちこっち歩くのは大変だから助かるよ」などなど、実際に、予防注射(だったのかな?)を打つのにこの方式を試していたところで、そんな声が聞かれていました。

これって、ほんとに、妙案ですよね。
レベルは全然ちがう話ですが、
「風邪っぽいな」くらいで「早めに!」と思って病院に行ったりすると、
「こんなすごい風邪っぴきさんたちのなかで待ってたら、悪化しそう…」って思いますもん。

で! 思いつきました。
日本の場合、とりあえず、そういう時には、マクドナルドのドライブスルーなんかも、一気に、ワクチン接種所にしたらどうでしょうねえ、ははは。

ははは、これだけが言いたくて、長々と書いちゃったんですけど(^^ゞ、
ガソリンスタンドなんかもいいスペースかも。

車で出られない人のために、パンデミックが起きたら、タクシーが、家からワクチン接種所を往復する車になる、なんていう契約を今からタクシー会社と交わしておくのもいいかも。などなど、なんかいろいろ浮かんでくるなあ。

ま、実際は、アメリカの真似じゃなく、狭い日本には日本なりの対策を、早く立てておいたほうがいいですよね。

大丈夫かなあ、20回線の厚労省…(しつこい?)


蛇足ですが、国立感染症研究所の感染症情報センターがインフルエンザ流行レベルマップというのを出していて、なかなか興味深いですよ。
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by ririe_ex | 2008-01-19 02:08 | 時事ネタ系 | Comments(0)
<< すべてのものに理由はある!(ワ... パンクしてあたりまえだ! >>



すぐ忘れちゃうから、忘れたくないことを、書きとめておこうかと思って… (^^ゞ
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